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北海道の看護士botanさん

北海道で、常勤の訪問看護師をしていたことがあります。

 

訪問看護ですので、利用者様のお宅を廻るわけです。

 

しかし、ここは北海道。

 

広い。

 

半端なく広いんです。

 

1軒目のお宅から2軒目のお宅まで、同じご町内のはずなのにどうして20分もかかるんでしょう。

 

おかげで移動ロスがすごくあって、午前中60分1本90分1本、午後90分1本の訪問を入れるのがやっとこさになってしまったり。

 

どうしても1日5件廻りたいので、利用者様に丁重にお詫びして5分遅れでお伺いしてしまったり。

 

恐らく、もうちょっと人口の多い都市部なら「地区内数件まとめて廻る」とか「自転車ですいすい」ということもあるのでしょう。しかし、北海道の田舎でそれは無理というものです。車がなければ動けたものではありません。特に冬場は。

 

そして駐車スペースがなくて除雪して駐車スペース確保してから訪問する羽目になる。さらに、田舎ですので訪問看護師のなり手がいない。必要人数がなかなか確保できないのです。これも都市部なら違うんだろうなあ…とちょっと恨めしくなってしまいます。

 

24時間訪問看護介護や、15年度からスタートしそうな機能強化型訪問看護ステーションというものは、都市部を想定していますよね。冬場の移動ロスをどう考えてるんですかと制度の責任者を小一時間問い詰めたい思いに駆られます。所属していた訪問看護ステーションも、ご多分に漏れず設置基準ぎりぎりのスタッフ数で運営していました。

 

この土地柄なのに、24時間対応でスタッフ2.5人です。緊急訪問できるのが管理者と私だけ。夜中に利用者様2人から呼ばれてしまったら、携帯コール当番も何もあったものじゃありません。2人とも出動です。緊急訪問が朝までかかってしまい、すぐにスケジュール通りの訪問のお家へ行かなければならない、なんてこともありました。

 

しかし、スタッフを増やしてステーション規模を大きくすることは、経営サイドがGOサインを出しませんでした。利用者様の病状は常に不安定ですし、入退院も自然多くなりますので利用者数も増減が激しい。その中でも経営を安定させ、スタッフが元気で働き続けるには、やはりスタッフを増やしてそれに見合う利用者を確保しなければ、と説得しましたが理解を得られませんでした。

 

同業他社はまだ多くなかったので、近隣の病院や居宅介護支援事業所、地域包括支援センターなどに営業をかけて、勝算はあったのですけれど…。結局、仕事量と健康の折り合いが付かなくなり、「やめたいな」から「やめます」まで進んでしまいました。